2011年9月25日

理想的な自転車工具




















工具と言うのは、なかなか奥が深い。

作業や持ち運ぶには軽い方がいいに決まっている。
しかし、ハードな作業に耐えられるだけの強度と、手にしっくり来る剛性感を出そうとすれば必然的に重くなる。
そして、相手側の素材を傷めないための高い精度が必要だ。

極力、それぞれが高い次元で折り合いが付きそうな工具を揃えようとすると莫大な金額がかかることが分かる。
特に自転車専用の工具というのはニッチな市場のためか非常に高額だ。
しかし、フィクションサイクルではお客様の自転車の整備にあたり、なにが大切かを考え、出来る限りよい工具を揃えるようにしている。

実はそれが作業の近道だったり、安心感や信頼に繋がったりする。

さらにもう一点、心がけていることがある。
それはよい工具を使っている事をお客様にさり気なくアピールする事だ。
一見すると嫌味のようだが、高級車に乗っている人間なら、少なからず工具の知識もある。
もし自分の自転車が100円ショップのラインナップで整備させている事に気付いてしまったらどうだろうか•••

100円は極論だが、反対に一目見ただけで相手に価値が伝わるものはなんだろうか。

それがブランド工具のメリットでもある。
まぁ、使う理由は機能面によるところの方が大きいのだが。

自転車の工具でプロの要望に応えられるメーカーとしては次のようなものがある。
(下記は一例であり、有名メーカーでもまったく使えないラインナップも存在する)

[自転車ツール]
・パークツール/Park Tool (USA)
・ホーザン/HOZAN (Japan)
・バール/VAR (France)
・シルバ/SILVA (Italy)
・その他 ビービービー/BBB、ペドロス/PEDROS etc...

[汎用ハンドツール(海外ブランド)]
・スナップオン/Snap-on (USA)
・マックツールズ/Mac Tools (USA)
・レノックス/LENOX (USA)
・ハゼット/HAZET (Germany)
・スタビレー/STAHLWILLE (Germany)
・ヴェラ/Wera (Germany)
・クニペックス/KNIPEX (Germany)
・ファコム/FACOM (France)
・ピービースイスツールズ/PB SWISS TOOLS (Swiss)
・ベータ/Beta (Italy)
・バーコ/BAHCO(Sweden)

[汎用ハンドツール(国内ブランド)]
・旭金属工業/ASAHI
・エイト/EIGHT
・京都機械工具/nepros(ネプロス)
・スーパーツール/SUPERTOOL
・ツボサン株式会社/TSUBOSAN
・トップ工業/TOP
・フジ矢/FUJIYA
・ベッセル/VESSEL
・前田金属工業/TONE(トネ)
・マルト長谷川工作所/KEIBA(ケイバ)
・水戸工機/MITOLOY(ミトロイ)
・山下工業研究所/Ko-Ken(コーケン)
・ロブテックス/LOBSTER(ロブスター)

[メーカーオリジナルツール]
・シマノ/Shimano (Japan)
・サンツアー/SUNTOUR (Japan)
・カンパニョーロ/Campagnolo (Italy)
・マビック/Mavic (France)
・その他特殊パーツ専用

自転車はほとんどがSSTなので、地味なものでもパーツの数だけ専用ツールがあると考えてよい。
はっきり言って全部揃えるのは不可能に近いし、全てを持っている自転車店なんて見た事がない。
ただ自転車屋として自店販売の自転車に対応できる工具の品揃えは必要だし、もし仮にそれが無くて修理を断られるようなことがあれば、次からそのお店で買い物するのは少し考えた方がいいかもしれない。

※フィクションサイクルは自転車店ではないため、修理等の受け付けは行っておりません。



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